米国でも食の意識は非常に高く、話題も豊富だ。スーパーモデルのジゼル・ブンチェン(35)とNFLのスーパースター、QBトム・ブレイディ(38=ペイトリオッツ)夫妻の食生活がこのほど公表され、「まねできない」などといった驚きの声があがっている。

ジゼル・ブンチェンとトム・ブレイディ夫妻(ジゼルのinstagramより)
ジゼル・ブンチェンとトム・ブレイディ夫妻(ジゼルのinstagramより)

 2人の専属シェフ、アレン・キャンベル氏が今年1月、Boston.comのインタビューで明かしたところによると、夫妻の食卓にジャンクフードが並ぶことはなく、約8割がオーガニックの野菜と、玄米、キヌア、キビ、豆類といった全粒穀物。残りの2割が今、ハリウッドで大流行の牧草飼育による牛のステーキや、鴨、鶏肉など脂肪分の少ない肉だという。

 精製された砂糖や小麦粉は取らない。オリーブオイルはそのままかけて使うだけで、調理する際には、ココナツオイルしか使わないなどと、徹底した食事管理で体形を維持しているようだ。

ブンチェンのNG食品

  • オーガニック以外の野菜
  • 白砂糖
  • 精白小麦粉
  • 化学調味料
  • スーパーで売られている一般的な塩や食用油
  • コーヒーなどカフェイン類
  • 乳製品

アスリートの夫はさらに…

 さらに夫ブレイディは、トマト、ピーマン、ナス、キノコ全般もとらず、バナナのスムージーを除いてフルーツもとらないようにしているという。試合前になっても特に食事内容を変えることはなく、「あるとすれば、季節によって変わる。冬は赤身の肉やスープ、根菜が増えるし、夏はサラダなどあっさりとした食事が多くなる」(キャンベル氏)。世間一般のアスリートの食事内容とは別次元のものだ。

子供の食事に和食も

 夫妻には、6歳と3歳になる子供がいるが、彼らも両親とほとんど同じ食事内容だという。ただ時には、玄米と野菜で作った太巻きなど、日本食も利用しているようだ。【千歳香奈子】

アレン・キャンベル氏

 加工されていない生の食材を用いた食品や、食材を極力生で摂取する食生活ローフードを推奨するシェフとして、ロー・ボディー・フードを設立。ボストン・ハーバー・ホテルやボストンの人気フレンチレストラン、ミストラルなどで腕を磨き、2009~12年までフロリダ州マイアミのガンズボート・マイアミ・ビーチ・ホテルで副料理長を務める。