<食事を頑張っている選手・チーム紹介>

 ママ特派員の妻鹿直美さんがサポートする、バスケットボールチームの取り組みを紹介します。

まずは体作り、その上で技術磨く

 ゴールデンイーグルスは、大阪市平野区を拠点に活動する小中学生のバスケットボールチームです。クラブチームが参加する大会で優勝や準優勝を果たし、優秀選手も輩出しています。チームの強さの秘密は、コーチの食を大切にする姿勢にあります。

ゴールデンイーグルス

 「心技体と言いますが、私は『心体技』であると考えています。成長著しい小中学生にとって、食事はとても大切です。朝昼晩の食事はもちろん、練習や試合前後にはどのような食事を摂ったらよいか、選手と保護者が一緒になって勉強しています。心と体をしっかり育てた上で、技術を磨いてほしいと思っています」(稲垣諒コーチ)

 コーチは日頃から、選手に食の大切さを伝えています。選手たちの意識も少しずつ高まっているようです。

コーチが選手に食の大切さを伝えます
コーチが選手に食の大切さを伝えます

 実際に食事で子どもを支えるのはお母さんたちです。私はお母さんたちを対象に、月に1度アスリートフードセミナーを開いています。家庭で実践しやすいよう料理実習も行い、簡単でおいしく栄養満点なメニューをみんなで試食します。

アスリートフードセミナーの様子

実践につながるよう、時には調理実習も

 保護者の高峰一子さんは話します。

 「きちんとアスリートフードを勉強してみて、食べる量やタイミング、内容とその意味付けを知り大変驚きました。食事に気をつけてみると、子どもの心と体に変化が表れてきました。パフォーマンスが向上し、さらにやる気もアップしたのです。スポーツをする子どもにとって、どれだけ食事が大切なのかを骨身にしみて感じました。これからも食事で子どもを支えていきたいと思います」。

 コーチ、選手、保護者の高い意識で、チーム力のさらなる向上を目指します。

【ママ特派員=兵庫県在住・妻鹿直美】