ジュニアの選手、その保護者と関わり、継続して食事や栄養についての話をしていくと、少しずつ子どもたちの食事の考え方や取り組みがよくなってきたことを感じます。
私は多くのアスリートと関わってきました。小中高校生年代の選手がスポーツ選手としての食事の重要性を認識し、望ましい食習慣や生活が実践できるようになると、専門的な練習などにもスムーズに移行できると感じるようになりました。現在は栄養や食事だけでなく、睡眠や生乳の生産など、かなり幅広い話題を栄養セミナーに盛り込んでいます。
スポーツをする生活を通し、「朝食をしっかり食べよう」「主食・主菜はあるけれど、副菜、果物、乳製品がないからとろう」と食事や食習慣を整えることを意識することや、「睡眠時間を確保しよう」と行動しようとすることで、望ましい生活習慣が繰り返されます。やがて定着し、当たり前になってきます。
それがジュニアからスポーツをやる大きな意味ではないかと考えています。
やりたいことがある
なりたいものがある
それに向かってコンディションを整え、集中して頑張れる…その土台を望ましい食事と生活習慣が支えているのです。
今回は自宅で作る本格フランス料理、「チャレンジおせち!ガランティーヌ」を紹介します。我が家ではおせち料理にしていますが、クリスマスの一品にもいいでしょう。
鶏もも肉に鶏ひき肉飾りのニンジンやグリンピースを巻き込み、オーブンで焼いてから冷まして食べる冷製料理で、タンパク質もしっかりとれます。子どもも喜んで食べる料理ですので、クリスマスやおせちの一品に加えてみてくださいね。
6年にわたり、コラム・レシピをご覧いただきありがとうございました。また「身長を伸ばす」セミナーへのたくさんの方々のご参加、心より感謝申し上げます。
他の管理栄養士とともに様々な角度から皆様へ、健康・栄養情報、そして子どもたちの自立に関する話題をお届けしてまいりました。頼りにしていただけたことは大きな喜びであり、財産です。
栄養学は実践しなければ意味がありません。どうぞこれからも適切な栄養情報を見極め、子どもたち、ご家族、そしてあなたご自身のやりたいことができるカラダづくりを大切にしてください。
またどこかでお目にかかれることを楽しみにしています。これからもすべての挑戦者を応援していきます。