2020年の東京オリンピックでセーリング競技の会場となる相模湾は、もうすでににぎわっています。海外チームが合宿をしているため、オリンピアンのセーリングを間近で見ることができます。ジュニアにとっては憧れの選手たち。日々の練習にも力が入ります。

 一方で、オリンピック開催まではビッグレガッタ(大きな国際レース)が多く、広い海面を取られ、ジュニアのレースは開催が難しくなります。例年8月後半に開催されていた全日本選手権予選である東日本選手権も、今年は7月開催でちょっと拍子抜け。とはいえ、11月の全日本に向けて課題は盛りだくさん。今年も海で過ごす夏休みになっています。

 今年は比較的過ごしやすい気候でしたが、夏はセーリング選手にとって暑さとの勝負。健康管理も大変です。夏休みなのでいつもよりも「おやつ」をとる機会が増えますが、選手としては体重増加も気になるところ。そこで我が家では、油脂の少ないフルーツと和のスイーツが日々のおやつとして活躍しています。

寒天に塩エンドウ豆、自家製のあん、フルーツのシロップ漬け、抹茶アイスをのせて
寒天に塩エンドウ豆、自家製のあん、フルーツのシロップ漬け、抹茶アイスをのせて

 フルーツはシロップ漬けにしておくと日持ちもし、毎朝のヨーグルトに入れるなどにも役立ちます。ブルーベリーや桃など、まとめ買いして食べきれない分を加工しています。また、市販のあんは糖分が多いので、こちらも自家製。カロリーをかなり抑えられるのと、食物繊維をとれるのでおすすめです。

 自家製が難しい場合は、寒天、あん、黒蜜などを買い揃え、好みの割合で作ってみるのも楽しいですよ。

佐藤ともこ(千葉県千葉市在住)

調理師、食育インストラクター、フードアナリスト2級認定講師。
お料理教室主宰。
セーリングで全国高校総体出場を目指す中学2年生女子のママ。