春の高校ラグビー九州大会で5年連続16回目の優勝を果たした東福岡(福岡)が、夏場に効率よく体重を増やすため、5月から始めたことがある。週1回、補食に「カステラ」を取り入れることだ。

カステラは九州・長崎の銘菓として知られ、普段は贈答品として用いられる人気のおやつだが、最近はマラソン大会の給水所などにも置いてあり、藤田雄一郎監督(46)もアスリート向けの栄養補給に適しているのではないかと注目していた。激しいコンタクトを繰り返すラグビーの練習で、適度な糖分補給は重要だと考えたからだ。

上杉コーチ(中央)のゲキを受け、タックルの練習が繰り返される

「おやつとしてもおいしいカステラは、選手の補食にピッタリなんです。専門家の栄養講習を受けた上で適度に食べることで、スタミナの持続にもつながります」と藤田監督。毎週水曜日、1週間に1度、1人1~2切れの割合で練習後にカステラを摂ることをルーティーンに入れた。

カステラは、血糖値の上昇を表すGI値が菓子パンやケーキに比べて低く、脂質も少ないと言われている。トレーニング後に摂ることでリラックス効果も生まれ、苦しい練習からのリフレッシュにもつながる。主将のFL永島仁(3年)も「おいしいので、みんな水曜日が来るのを楽しみにしています」と大好評のようだ。

カステラの補食は大好評。激しい練習を終えた選手たちの表情は自然と笑顔になった

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