飲食店などでまだ食べられる食品が廃棄される「フードロス」は社会問題になっていますが、家庭でも食材を使いきれず廃棄してしまったという経験がある人は少なくないでしょう。特に「野菜」や「調味料」を捨ててしまうことが多く、中でも「大根」が最も多く捨てられていることが、魔法瓶メーカーのサーモスの調査でわかりました。
同調査は、週に1回以上弁当を作っている全国20~50代の既婚女性857人を対象に行われました。
家庭でのフードロスを気にかけているかという質問に対し「とても気にする」と回答したのは3割、「気にする」を含めると7割強となっています。
年代別でみると20代と50代で関心が高い傾向がみられ、50代では8割以上が気にかけているようです。また「気にする」と回答した人にその理由を聞いたところ、8割以上の人が「もったいないという罪悪感」と回答。もったいないという意識は若い世代ほど高い傾向が見られました。
ただ、気にかけてはいるものの、どうしても使い切れず廃棄してしまうことも。捨ててしまう食材の1位、2位は全世代共通で「野菜」と「調味料」。3位以下では世代差が見られました。
捨ててしまうことの多い野菜は、1位「大根」2位「キャベツ」3位「モヤシ」という結果でした。
食材を捨てる際の基準は「におい」が5割以上で最も多く、次いで「消費期限が切れた」が約4割、「賞味期限が切れた」「見た目」「購入から時間が経ってしまった」が約3割でした。