何かと母親の負担が増える夏休みですが、休み中の子どもの食事について9割の母親が「栄養バランスがよい食品を与えたい」と答えているものの、実際にはアイスやおやつなどを食べる機会や量が増えることに不安を抱えていることがわかりました。
同調査は大塚製薬が6月28日~7月1日、「夏休みの子どもの食生活意識調査」として、小学生の子どもを持つ母親400人を対象に行われました。
夏における子どもの食生活について、6割以上の母親が「不安がある」と答え、さらに「どんなことが不安か」の問いでは、「アイスやジュースを飲食する機会や量が増える」が約半数、続いて「おやつの量が増える」「栄養が偏る」「麺類だけ、などの単品料理の食事が増える」などが挙げられました。
そのような状況の中で、子どもへの食事提供について「工夫する必要があると思うこと」は、母親の半数以上が「野菜を積極的に取り入れる」、4割強が「栄養バランスを考える」と答え、野菜や栄養摂取の必要性を意識しているようです。
しかしながら、実際に「工夫していること」では、「野菜を積極的に取り入れる」「栄養バランスを考える」の数値がともに下がる結果となりました。
逆に数値が上がった項目は「のどごしがいいもの、のどを通りやすい料理を出す」「子どもの好きなものを用意する」で、子どもの好みや食べやすい食事を用意する傾向にあることが伺えます。
「子どもに与えたいと思う食品」については、「栄養バランスがよい食品」が約9割、「子どもが好んで食べられて、栄養バランスがよい食品」が約8割と、栄養バランスも大事で、子どもの好みや食べやすさを意識した回答が多くなりました。
特に成長期の子どもは、5大栄養素をバランス良く摂取することが大切。慌ただしい夏休みの食事は、色々な栄養素が含まれた丼メニューなどを活用するのもおすすめです。