アスレシピは25日、四国地区で初めてのスポーツ栄養セミナーを開催した。徳島・小松島市の主催で行われた「バレーボール&食育教室 in 小松島」に、V1リーグに今秋昇格するバレーボール球団ヴィクトリーナ姫路とともに協力することで実現した。
小松島市のふれあいセンター立江(たつえ)で、当サイトでコラムを執筆する管理栄養士の石村智子さんが、「アスリートの基本の食事~バレーボール選手の体を作る食~」をテーマに講義。バレーボールに励む小学生とその保護者ら46人に対し、ジュニアアスリートの成長やパフォーマンスアップに大切な栄養素、体を効率よく大きくするための食事のメニューやバレーボール選手特有の貧血対策などを分かりやすく説明した。
石村さんが、かつてサポートしたバレーボールやプロ野球、ラグビーチームの食事のエピソードを交えた具体的な話をすると、参加者はうなずきながらメモをとっていた。保護者からは「レバーは苦手だが、鉄分を効率的に摂取するメニューを教えて欲しい」など興味深い質問が飛んだ。
また食育教室に先立ち、同市の立江体育館ではバレーボール教室が行われた。徳島県内の6チーム52人の小学生選手は、ヴィクトリーナ姫路を5月に引退したばかりの筒井視穂子さん、菅原未来さんの指導で汗を流した。
異なるチームの選手と2人組で体を動かす基本練習から、本格的なアタック練習まで、“憧れの選手”との貴重な時間を過ごした。
小松島市を代表して産業建設部競輪局の尾山正局長が「試合に負けても何を学ぶか、次にどう生かすかが大事。嫌いな食べ物も、どうやって克服するかが重要」と挨拶。「健康はスポーツと食の両輪」をテーマに、小松島市で初めて開催されたイベントに参加者は満足の様子だった。
<主催>小松島市
<協賛>ケンミン食品
<協力>ヴィクトリーナ姫路、日刊スポーツ「アスレシピ」
<後援>徳島新聞社