平昌オリンピックでは、銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表の「もぐもぐタイム」が印象的でしたね。長時間戦い抜くには、いかに補食をとるかが大切になります。

 一般の方が食事と食事の間にとるのが間食。アスリートが、3度の食事でとりきれない栄養を補充するのが「補食」です。

 ジュニアアスリートは消費カロリーが多く、たくさんのエネルギーが必要なため、補食をとります。疲労からケガをしたり、パフォーマンスを落とさないようにするため、栄養補給が大切です。

バゲットをくり抜き、具を詰めるだけで必要な栄養がとれる「もぐもぐアスリートスタッフドバゲット」
バゲットをくり抜き、具を詰めるだけで必要な栄養がとれる「もぐもぐアスリートスタッフドバゲット」

 今回はバゲットをくり抜き、具を詰めるだけで、必要な栄養がとれる補食「もぐもぐアスリートスタッフドバゲット」を紹介します。簡単に作れて持ち運びもできる優れものです。

 エネルギー源となる糖質にはフランスパン。具には、カルシウムたっぷりのカッテージチーズ、疲労回復に役立つビタミンB1にはハム、アミノ酸組成のバランスのいい良質なタンパク質を含む卵。これに野菜を加えているので、スポーツ栄養の基本となる主食、主菜、副菜、乳製品の4品がそろっています。果汁100%のオレンジジュースを添えれば、さらにバランスが整います。

 カーリング女子の活躍で「補食」の重要性を知った方は多いのではないでしょうか。皆さんの「もぐもぐタイム」のメニューに加えてください。

管理栄養士・山口美佐