選手からよく「オフの日の朝、起きられませんでした」という報告があります。身体を作る上で睡眠も大切ですが、1食抜いてしまうと必要な栄養素がとれないので、補う必要があります。

 テニスは2時間以上の試合が多く、1セットに要するエネルギーはさまざまですが、女子シングルスでスコアが拮抗した場合、600~800kcalを消費します。フルセットの場合、成人の1日の必要摂取量と同じくらいの消費量となります。

 練習でも同じぐらいのエネルギーを消費するので、毎日しっかり食事をとらないと栄養素が不足し、疲労につながります。練習やトレーニング同様、食事も積み重ねが大事です。

 また、1日2食にして食事と食事の間隔が空くと、身体が防衛しようとして、体内に蓄積しやすくなります。どか食いや脂質の多いものは、太る原因となります。

アスリートパンプディング

 寝ている間に成長に必要なホルモンが出るので、睡眠でしっかり身体を休める必要はありますが、朝どうしても起きられなかった日は、補食で栄養をとりましょう。今回は、主食、乳製品と果物をそろえた「アスリートパンプディング」を紹介します。風邪予防、疲労回復に効果があります。

 主食のパンや砂糖で消費したエネルギーを補います。乳製品の牛乳は、試合や練習でダメージを受けた筋肉を回復させます。カルシウムも豊富なため、骨を丈夫にし、ケガのない身体にしてくれます。

 卵は、アミノ酸スコア(※)が整った準完全食品です。キウイ、オレンジ、レモンとビタミンCたっぷりの果物を使った1品、たっぷり寝てしまった日にいかがですか?

※アミノ酸スコア=20種のアミノ酸から身体に不可欠なものを「必須アミノ酸」と言い、それを数値化したもの。