これまでのコラムでもお伝えしてきましたが、テニスは1年通して試合があり、日頃から「基本の食事」に気をつけなければなりません。これも、試合の勝敗を分ける要因の1つとなります。

 もちろん、試合当日の食事も重要です。テニスは試合時間がどのくらいかかるのか読めないので、いつ食事をとればいいのか、悩むところだと思います。

 前日までにオーダーオブプレイ(試合開始時間とコート番号)が発表されるので、自分の試合開始から3時間前に食事ができるならば、基本の食事である6品を揃え、主食(ごはん、パン、麺類など)や果物を多めに摂りましょう。3時間前にとれない場合は補食を、試合がお昼を過ぎるようであれば、タンパク質が摂れる卵やツナの入ったサンドイッチやおにぎりがオススメです。

 1日に何試合もある場合は食事を分割し、予想される試合開始時間の30分前からは、水分摂取に切り替えます。試合後は30分以内にタンパク源を補給しますが、水分の方が吸収が早いので、牛乳や飲むヨーグルトなどの乳製品がおすすめです。さらに、試合で消費したエネルギーを補うための補食(主食、果物)を摂りましょう。

バランスの良い手巻き寿司

 その日の夕食は、消化がよくて内臓に負担がかからず、栄養バランスのよいものがいいですね。今回は、忙しい試合の日の疲労回復に効果があり、内臓にも優しい簡単メニュー「バランスの良い手巻き寿司」を紹介します。試合で消費した分、たっぷりとごはんを食べて全身の細胞にエネルギーを供給しましょう。

 サーモンやマグロの赤身、卵にはビタミンB1が豊富に入っています。ビタミンB1は、筋肉中の疲労物質の乳酸を分解する役目があり、疲労の蓄積を防ぎます。さらに、寿司酢やキムチのクエン酸にも同様の効果があり、B1と組み合わせることで疲労回復効果が倍増します。

 また、ゴマやしらす干しをごはんに混ぜることでカルシウムも摂れるので、試合で興奮した神経を落ち着かせ、集中するための助けにもなります。ぜひ、試合後の夕飯に作ってみてください。