おからは、大豆から豆腐を作るときにできる豆乳の搾りかすですが、食物繊維やミネラルが豊富で、タンパク質も適度に含まれているため、アスリートにとって欲しい食材のひとつです。

減量や体重維持にも効果的

50gのおからを摂るだけで、1日に摂りたい食物繊維量の1/4を満たします。おからに含まれる食物繊維は、腸のぜん動運動を促し、便通をよくして腸のお掃除をしてくれます。腸内細菌のエサとなるオリゴ糖も含まれるため、腸の健康には最適な食材です。食物繊維は余分な脂肪や糖質の吸収を抑える(穏やかにする)ため、減量や体重維持のためにも、おからは効果的と言えるでしょう。

また、アスリートには欠かせないマグネシウムの補給もできます。マグネシウムは、豆腐作りで使われるにがりの成分でもあるため、おからにも多く含まれます。その他、鉄、カルシウム、亜鉛、ビタミンB群、タンパク質も含んでいるので、「身長を伸ばしたい」「貧血を予防したい」などのニーズにも応えられる食材です。

安価なのも利点、料理には一工夫

何よりも、おからは安価で購入しやすいのが利点です。乾燥したおからは日持ちもしますので、料理に使うほか、お菓子作りにも活用すると、血糖値の急激な上昇を防ぎ、カロリーも抑えられます。

ただ難点は、料理に加えることで味気がなくなったり、パサついたりすること。おからをおいしく食べるポイントとして、油をしっかりと使うことです。カロリーのことを考えると、油は極力控えたいところではありますが、おいしく食べることとのバランスを考えて適量を使ってみましょう。

今回紹介する「しっとりやみつき卯の花」は、オリーブオイルをしっかり使って、定番の卯の花を作ってみました。ゴボウを入れたので、より食物繊維がたっぷりのレシピになっています。作ってから冷凍保存もできます。

野菜はレシピ外でも、家にあるもので合いそうなものだったら何でもOKです。油はぜひ、質の良いものを使用してみてください。

管理栄養士・園部裕美