競泳の春季ジュニアオリンピックが来週に迫り、出場する選手は最後の調整に入っている時期ですね。また夏に向けて練習している選手も、春にはたくさんの試合が待っています。

 それらの試合にお弁当以外に持っていく食べ物や飲み物を「補食」と言います。

 以前、普段の練習時の補食(「回数増やして必要量を摂取、食の細い選手は補食でカバー」)についてお話ししましたが、試合の時も考え方は同じで「必要なものを必要なだけ食べる」ことが大切です。さらに付け加えると「適切なタイミングでエネルギー補給(糖質補給)ができるかどうか」になります。

 試合では、招集時間の目安は出ていますが、大幅に時間がずれることもジュニア選手の試合では珍しくありません。お弁当を食べようとしたら試合時間が早まり、ゼリー飲料で済ませたことはないですか? そのゼリー飲料を摂取するタイミングもずれてしまうと、レースで力を発揮しずらくなってしまいます。それではどうすればよいでしょうか?

あんこのオムレット風

 今回は、お弁当を食べるには時間がないけど、水着を着る時間を考えても少しは余裕があるな、という時のための補食を紹介します。

 「あんこのオムレット風」は、いわゆる和菓子になります。レース前の糖質補給を考えたこのオムレットは、皮の部分は柔らかく、食べやすくできています。あんこは、こしあんを用います。粒あんに含まれるあずきの皮は消化に時間がかかるため、粒あんが好きな選手も、こしあんを使いましょう。

 また、このレシピで特徴的なのは落花生を入れていることです。落花生は、食後の血糖値を緩やかに上げるといわれています。血糖値の急激な上昇や下降は眠気やだるさ、集中力欠如につながりますので試合では避けたいですね。落花生もそのままではなく、なるべく細かく砕くことが前提です。それも全てレースでベストを出すため。少しだけ調理でも力を使いましょう。