6月になり、それまで試合続きだったハヤタも心身ともに一段落つきました。硬式テニスの都大会、関東大会ではコンディション調整もうまくいき、順当にインターハイに向けてステップを踏んでいます。

6月の明日山家

気持ちとは裏腹に、この季節はぐずついた日が増えてきます。梅雨のシーズンは気温と湿度が高くなり、また夏に向けて練習量も増えるため、できるだけ食べやすく、さっぱりしたものが食べたくなります。ハヤタは母ヨウコさんに「お弁当はなるべくさっぱりしたものを」とリクエストしました。

スイミングの公認記録会に出場するために練習に励んでいる妹のエミもハヤタと同様、のど越しの良いものをヨウコさんに頼むようになりました。夫のキュウジさんは健康診断が終わり、少しほっとしています。健康診断前に始めたランニングは無理のない程度で続けています。

ヨウコさんは梅雨時期のお弁当作り、衛生管理に一層注意を払いながら、安心・安全な食事作りを心がけています。暑さと湿気で食欲が低下しがちなこの時期、しっかり食べて疲労回復ができ、腐敗防止にもなるメニューを、アスレシピを見ながらチェックしました。

梅雨の季節のお弁当作りのポイント

お弁当を作る前
(1)作る前の手洗い
(2)使う道具はきれいに洗う

お弁当作りの注意点
(1)おかずはしっかり加熱。
(2)汁気(水分)が多いおかずは避ける。生野菜は彩り鮮やかだが、水分が多いのでなるべく使用は避ける。
(3)お弁当箱にご飯やおかずを詰めるときは冷ましてから入れる。
(4)お弁当箱は保冷剤を入れた保冷バッグに入れる(最近はお弁当箱のふたに保冷剤が付いたものもある。季節に応じてお弁当箱を変えてみても良い)。

この時期の食事のポイント
(1)食欲が沸くような料理の工夫
→味付けを少し濃くするとおかずの腐敗予防にも
(2)お酢をおかずに使う。
→酸味で食欲増進させるだけでなく、おかずを傷みにくくする。体に吸収されにくいカルシウムやマグネシウムの吸収を助ける。
(3)体力消耗を防ぐために、体の材料となるタンパク質源となるおかずを必ず入れる。

これらを意識して「食欲ススム!サッパリ弁当」を作りました。

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