今年の夏はコロナ禍でのマスク着用もあり、熱中症のリスクが例年より高まっています。また、屋内で運動をする人が増えるなど生活スタイルも変化してきています。“新しい生活様式”にあわせて、熱中症対策についても見直してみましょう。

タニタが15~69歳の男女1000人を対象に「熱中症に関する意識・実態調査」を実施しました。熱中症を意識するのはどのようなときか聞いたところ、「屋外でスポーツ・運動をしているとき」(38.2%)が最も高く、次いで、「屋外のイベント(フェスなど)に参加しているとき」(28.0%)、「スポーツ観戦をしているとき」(22.6%)、「屋外(公園、遊園地、プール・海など)で遊んでいるとき」(22.2%)となりました。昨年(2019年)の調査結果と比較すると、「屋外でスポーツ・運動をしているとき」は46.5%から8.3ポイントの下降、「屋外のイベント(フェスなど)に参加しているとき」は35.1%から7.1ポイントの下降、「屋外(公園、遊園地、プール・海など)で遊んでいるとき」は32.9%からは10.7ポイントの下降となっており、新型コロナウイルスの感染拡大によって自宅で過ごす機会が増えたことから、屋外での活動中に熱中症を意識する人が減ったと推測されます。

タニタ調べ
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コロナ以降、自宅で運動(ヨガや筋トレ)をする時間が「増えた」という人は26.8%。年代別にみると、若い年代ほど高い傾向がみられ、10代では40.9%となりました。ただ、運動をすると体感温度が上がりやすいため、屋内で運動をする際は、十分に熱中症対策をしたうえで取り組むことが必要です。また、徐々に暑さに慣れることを“暑熱順化”といい、この暑熱順化がうまくできていないと、熱中症のリスクが高まります。自宅で過ごす時間が長くなると、暑熱順化に遅れが生じて急な暑さに体がついていかず、熱中症のリスクが高まってしまうおそれもあります。

マスクを着用してウオーキングやランニングを行う人も増えています。夏に外で運動をする際もマスクを着用しようと思うか聞いたところ、「そう思う」は42.4%となりました。高温や多湿の環境でマスクを着用すると、呼吸数や体感温度の上昇などの負担が体にかかり、熱中症のリスクが高まります。そのため、ソーシャルディスタンスが保たれている場合には“適宜マスクをはずすこと”が熱中症予防のポイントのひとつになっていますが、そのことを「知っていた」という人は54.2%、「知らなかった」は45.8%でした。

タニタ調べ
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