J2京都サンガは27日、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛などの影響で家庭内暴力(DV)の問題が懸念されていることから、暴力を容認しない社会のさらなる実現を目指し、小学生向けの暴力予防啓発物(ノート)を作成したと発表した。

京都サンガが作成したDV防止啓発ノートⓒKYOTO SANGA
京都サンガが作成したDV防止啓発ノートⓒKYOTO SANGA

「自分の思い通りにならなくても、相手の体や心を傷つけてはいけない」「暴力は身体的なものだけでなく、無視したり怒鳴ったりして威嚇するなど精神的に相手を追い詰めるものもある」「人は、1人ひとり大切にされるべき存在で、どんな理由があっても、傷つけられていい人はいない。家族や友だち、恋人同士など、親しい仲でも同じ」。

こうした内容で、暴力を容認しない価値観やDVに対する正しい知識を子どものころから習得することで、暴力のない社会の実現へつなげることが目的だ。京都サンガのマスコットをノートに使用し、子どもたちが手に取りやすいようにしている。

ノートはA6サイズで、1万5000冊を作成。小学生を対象に学校、PTA等の団体単位で配布する。詳細は京都サンガの公式ホームページ(https://www.sanga-fc.jp/news/p/15116/)など。