甲子園や試合がなくなってへこんでる君に! 元ラグビー日本代表のメンタルコーチでスポーツ心理学者でもある荒木香織さん(園田学園女子大教授)らが、このほどアスリートとその関係者向けに「新型コロナウイルスに挑戦するメンタル術」を発信した。

園田学園女子大教授の荒木香織さん

練習や試合がなくなり、目標を失ったアスリートと、それを支える人々へ向け「状況を受け入れ、できることをやった方が、前向きになれる。命を守りながらアスリートとして生きていこうという考え方を示したかった」と荒木さん。

4月11日に行った無料のオンラインセミナー「試合がなくてへこんでいるアスリートへ告ぐ! メンタルは今が試合中!」の開催がきっかけだった。100人の募集があっという間に満員となり、反響も大きかった。「私の持っている情報で、多くの人に安心を届けられるのではないか」と、スポーツ心理学を中心に12人の仲間と製作した。

対処法は「フライヤー」と呼ばれるA4判のチラシ1枚に収めた。第1弾の指導者編では「指導者が選手の未来を創造する」とうたい、項目ごとに取り組み方を示している。保護者の取り組み方を指南した第2弾。アスリート編では、中学、高校・大学、社会人に分けて発表した。

「新型コロナウイルスに挑戦するメンタル術」のフライヤー

製作に参加した女子プロゴルファーでスポーツ心理学を研究する石原端子・沖縄大准教授は「私たちが共有しているものを、わかりやすく前向きなメッセージで届けられたら」、荒木さんは「今回の情報は、アスリートが今後行動していく上で確実に有効であると思います」と期待した。【桝田朗】

◆フライヤーのダウンロード https://corazonmental.com/

(2020年5月25日、ニッカンスポーツ・コム掲載)