選手の皆さんにとって「夏」はどのような季節ですか? 私が高校生の頃は、合宿に行く季節、目標とする大会に向けて思いっきり追い込む季節、日焼けで真っ黒になる季節でしたが、最近はインターハイでサポートしているチームの応援に力が入る季節です。

夏は学生選手にとって、長い休みを利用して、トレーニングに集中できる時期でもあると思います。しかし、寒くないのに風邪をひいたり、おなかを壊したり、体調を崩して練習が思うようにできない…といった相談も増えるような気がします。インフルエンザなどが流行する冬場は、自分自身で体調に気を使いながら過ごしている選手も、夏は少し油断するのでしょうか。

冬よりも体調不良が増える?

実は、夏こそ体調管理が重要なのです。ポイントは、(1)熱中症予防のための水分補給、(2)夏風邪予防のための体温管理、(3)食中毒予防のための食材選択。 栄養素としては、夏バテ防止、疲労回復、免疫力アップに必要なビタミンAとビタミンCを不足しないように摂取することが大切です。特に、ビタミンCは水に溶ける水溶性のビタミンなので、体内にとどまってくれません。そのため、必要な量を毎日の生活の中で食べる必要があります。

ビタミンAとCが豊富

そこでお勧めする食材が、柑橘系の果物です。柑橘系の果物というと、何を思い浮かべますか? 1年中店頭に並ぶのが、グレープフルーツやオレンジ。季節の果物としては、ミカンや夏みかん。それに加えて鹿児島に住む私は、ぽんかん、デコポン、サワーポメロ、ぼんたん、たんかん、きんかんなどの地元の柑橘を毎日の献立にふんだんに利用しています。

年間を通じて食べたい柑橘類

食後のデザートや補食として食べるイメージが強いと思いますが、料理に入れてもおいしく食べることができますよ。そこで今回は、ビタミンAの供給源のニンジンとビタミンCを豊富に含む柑橘を利用した「季節の柑橘を使ったキャロットラペ」を紹介します。

たくさんのニンジンと柑橘をサラダにして、お弁当に入れても傷みにくくするためにお酢を加えます。体作りに欠かせないタンパク質をサラダからでも摂れるように、ささみもプラスしてボリューム満点に仕上げました。

常備菜とすることも可能ですので、是非、献立の一品に加えてみてください。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・今村佳代子