<EXPGダンスレッスン(6)>

第6回は、三代目J SOUL BROTHERS「R.Y.U.S.E.I.」でも有名な「ランニングマン」の後編です。EXPGインストラクターのChangyama(チャンヤマ)氏が、かっこいいランニングマンを伝授します。【取材・構成=大友陽平、撮影=足立雅史】

ヒップホップの基本ステップ

前回に続いて、当連載初回に登場したBOBBY氏がダンサーに必要なスキルを習得するために考案した「J.S.B.Basic」の中にも組み込まれているダンスのステップ「ランニングマン」を学んでいきましょう。

前回は両足で「ジャンプ→チョキ→ジャンプ→チョキ」の動きを繰り返すことが基本とお伝えしました。本格的な「ランニングマン」は、ジャンプした時に「ケンケンパ」の「ケン」のような形にするだけで、軸足は上がっていないようにします(連続写真3や8)。イメージはジャンプですが、軸足で地面をこするように2回引きます(連続5~7)。これがうまくできるようになると、完全に足がロールしているように見えます(連続1~12)。

「R.Y.U.S.E.I.」の場合は、右腕をななめ45度くらいの角度で上げて人さし指を出して、左腕は右腕と直線になるような角度をつくって、ひじを曲げて人さし指を出します。この形を、ステップを踏みながら動かさずにキープすると、三代目J SOUL BROTHERSのようなかっこいいポーズが決まりますよ!

「ランニングマン」は、ヒップホップダンスでは基本のステップになります。腰を入れてみたり、ステップしながら回ってみたり、両足をクロスさせたり、アレンジもたくさんできます。最初は難しいかもしれませんが、キッズレベルでも十分にできるステップです。もちろんそのためには反復練習が大事。前回も言いましたが、「ジャンプ」が大事なので、リズムも取りながら何度も練習しましょう!

◆Changyama(チャンヤマ) 栃木出身。20歳の時に上京し、ダンスチーム「BIGDOGSS(ビッグドッグス)」に所属。EXILE黒木啓司らも同じチームに所属。04年にはEXILEが主演のミュージカル「HEART of GOLD」にも出演。10年から「J.S.B. Underground」にも在籍。EXPGでは17年から横浜校のインストラクターを務め、昨年から入社し、スクール以外にも、保育園や幼稚園などでも指導している。