一時は落ち着いたように感じた新型コロナウイルスの感染者が、ここ最近、増加しています。プロ野球やプロサッカーの選手でも感染者がでてきて、試合直前に急きょ試合が中止になったケースもありました。実際に、私も関わりのある選手から感染者が出たり、38度以上の熱が出て検査を行った選手もいて、ウイルスやPCR検査が身近に迫っていると感じるようになりました。

プロチームの中には、緩和されていた外食が再度禁止になるなど、とにかく感染しないために様々なことが徹底されています。その1つに、遠征試合時の食事があります。

これまで試合前の食事はビュッフェ形式でしたが、今は一人一人お皿に盛られる形になりました。また、チーム全体ではなく、数人ずつ数回に分けて食堂に集まるようにもしています。

さらに食事をとる際も、トングなどの使い回しをしない、ビニール手袋をする、ドリンクは小分けのパックのものを利用するなど感染リスクを最小限にしています。

以前は夏場に、チームでバーベキューをして士気を高めることもありましたが、もちろんそれも禁止。食事は栄養素をとるだけでなく、コミュニケーションのツールにもなりますが、その部分は全くできていない状況です。

「試合で勝てない」「ミスをする」といったことが続くと、コミュニケーション不足が要因に挙げられることがありますが、そうならないような環境作り、意識付けが、今後は本当に大切になると思います。

さて今回は、消化よくタンパク質がとれるレシピ「マグロとタコとアボカドのサラダ」を紹介します。暑い時期でも食が進む塩こうじとゴマ油の味付け。冷やすと一層食べやすくなります。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香