中高生の夏の大会中止に続き、高校野球の夏の甲子園も中止になりました。高校野球のチームを対象に栄養セミナーをする機会も多く、この大会に向けて体作りの食事に取り組んできた状況が浮かぶので、心が痛みます。ただ、プロでもこの1年を最後のシーズンとして引退を決めていた選手がいるように、今の状況はスポーツをする人、誰もがつらいものです。

Jリーグのチームは、Zoomを使ったオンラインのトレーニングから、時間をずらして数人ずつのトレーニングに変わってきました。久しぶりにチームで体重や体脂肪を測定すると、体重は変わっていないのに体脂肪が増えていたり、呼吸を鍛えるトレーニングをとてもきつく感じたり、身体能力の低下を感じたプロ選手もいました。

腹痛や運動後の下痢も多い

また多かったのが、腹痛や運動後に下痢になるという症状です。これはチームの練習時間が不規則だったり、久しぶりのグラウンドで張り切りすぎたり、疲労や緊張からくるものかもしれません。

さて今回紹介するレシピは「カルボナーラ風野菜うどん」。練習が再開した選手にはぜひ食べて欲しいものですが、室内にいる時間が長いことでビタミンD不足が懸念され、それを心配している選手にもおすすめです。

ビタミンDが不足すると、骨だけでなく筋肉にも影響が出ます。ストレス時に必要なビタミンCやカルシウムなども、これ1品ですべてとれます。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香