コロナ禍による外出自粛のため、思うように体を動かせない日が続いている選手が多いと思います。プロ選手も自主練習の1つとして、屋外でランニングをしていましたが、外を走る際も感染リスクがあり、他人との一定の距離を保つなど、飛沫(ひまつ)感染対策を怠ってはならないようです。

選手はよく、走る前後に公園の遊具を支えにストレッチをしますが、これも触ったら手を洗う意識が必要。「何となく触ってしまうことがあるから怖い」と言っていた選手がいましたが、あらゆるところで注意を払うため気が休まりません。また、買い物に行くにもリスクがあるので、できるだけまとめ買いをするよう勧めています。

運動量が落ちているため、体脂肪が増えないように余計なエネルギーを摂らないようにしなければなりません。これまでは、タンパク質が不足しないよう意識していましたが、今はキノコなどに多い食物繊維を多く摂るよう気を配ることが必要です。栄養素の吸収よりも、排せつの方を意識して欲しいと思っています。

今回紹介するのは「豚肉のみぞれあえ」。ゆでることで、豚肉の余計な脂質を抑え、春菊やからし菜のようなにおいや味にくせがある野菜をとりいれています。

大根おろしの汁は捨てずに使うのがコツです。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香