新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京都に緊急事態宣言が出されたことで、代表選手が合宿を行う国立スポーツ科学センターやナショナルトレーニングセンターなどの施設の営業が、5月6日まで中止となりました。これを受けて、シーズンオフが早まった競技もあれば、活動休止を発表したチームもあります。

プロ選手にも感染者が出て、入院している選手もいます。発熱がなくとも嗅覚や味覚などが感じないという症状があるといいますが、そういった症状がなくとも濃厚接触のために検査を行ったところ、感染していることが分かった選手もいます。

外食オンリーから自炊にはまる選手も

どこで、何によってという感染ルートが不明になってきている今、外食を禁止するチームもあります。夕食は必ず外食だったある選手は「外食ができない生活が考えられない!」と言っていましたが、数日経つと自炊にはまり出しています。

「面倒くさいと思っていたけれど、おもしろいね!」と食わず嫌いだったものも好きになり、外に出られない時間を料理や栄養の勉強にも使っているようです。

これまでのようにスポーツができない、生活できないことが、ストレスになると言われますが、本当にそうでしょうか。プロ選手からは、自宅で体幹トレーニングを行ったり、試合の映像を見たりして、別の角度から競技に向き合える時間を持てたという声を聞きます。今できることに取り組み、この時間を有効に使うようにして欲しいと思います。

今回は「ガーリックフォー」を紹介します。運動量が落ちている時期は、いかに必要な栄養素をとるかが大切。また体脂肪を増やさない食事にすることも大切です。フォーがなければ、マカロニでも代用できます。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香