トップアスリートの栄養サポートを始めてから随分たちます。選手の好き嫌いについての話は以前も触れましたが、当初は野菜嫌いの選手が多く、特にアスリートに食べて欲しい緑黄色野菜は、残食がたくさん出ました。

 ところが最近は、「野菜大好き」「サラダおいしいよね!」と力強く言う選手も多く、カフェで選手と栄養のミーティングを行うときに、コーヒーではなく、サラダを注文する選手もいるほどです。

 私がサポートしている選手は、食に対しての意識がどんどん高まり、知識も多いため、ベストな選択をするためにこういった行動をしますが、実は、一般の子どもを対象に行った調査でも「野菜好きの子どもが増えている」というデータがあります。

 理由としては、野菜そのものの味が品種改良などで甘味が増すなど、おいしくなったということでした。

 確かにスーパーでも、トマトに「糖度○%」などと表示して甘味を強調しているものや、フルーツトマトのようにネーミングがずばりそのものなど、野菜がフルーツに近い味になっています。

 ただ、「野菜のくせに、甘いのが許せない」という選手もいるのも事実。選手によって個性が出て面白いですね。

リンゴとニンジンの大豆ケーキ
リンゴとニンジンの大豆ケーキ

 今回は、野菜の甘味を生かしたデザート「リンゴとニンジンの大豆ケーキ」を紹介します。最近、トップアスリートの中には小麦粉や砂糖をとらない選手もいるので、それを考慮したレシピです。

 主にエネルギ―補給ができますが、補食としてもおすすめです。今回はビタミンCがとれるようにイチゴを添えていますが、そのままでも、好みのフルーツを添えていただいて大丈夫です。