最高気温が体温よりも高くなる日が続いています。その様な時は、炎天下のグラウンド上は、40℃を超えていることも珍しくありません。ここまで暑い日が続くと、夏バテをしないように、しっかりと食べなければ…と分かっていても、思うように食べることができないのが本音ですね。

お弁当がなかなか食べられない

先日も、ある高校野球部から「お弁当がなかなか食べられない。グラウンドで様子を見て欲しい」との相談があり、練習場での昼食の様子を見てきました。

猛暑の中での練習後、昼食を食べる場所は、部室前の日陰。グラウンドに空調設備のある場所はなく、体を冷やす方法は頭から水をかぶることくらいのようで、多くの選手たちが水道の水に頭を突っ込んでいました。

このような環境なので、普段は問題なく食べることができる選手もきつそうな表情で食べており、食が細い選手は食べられる量がますます少なくなって、お弁当が全然減りません(マネジャーからの差し入れのアイスキャンディーはあっという間に食べていましたが)。

昼休憩1時間は理想より短い

昼休憩について選手に聞いてみると、「13時から練習なので、10分前には水まきがあります」との返答。食べる時間を含めて休憩時間は1時間足らずでした。

我々スポーツ栄養士は、「昼食後、1時間半ほどの休憩が欲しい」と伝えています。食べる時間も考慮すると、2時間以上は休みたいところです。

午前中の練習で疲れた体に、しっかりと咀嚼(そしゃく)して昼食を食べてエネルギーを補給し、消化・吸収を考えて少し休憩をする。そのようなイメージで、体作りと疲労回復を考慮しながらトレーニングスケジュールを提案しています。

また、おいしく食べることができる環境を用意することも大切です。とは言っても現実は、空調設備のない場所で昼食を食べなければならないところがほとんどです。

男子の多くは酸っぱいものが苦手

暑くて食欲がない時は、さっぱりとしたおかずが食べたくなるのでは? と思いますが、選手たちに聞くと、「酸っぱいものを好まない」との声が多数でした。大人からすると、さっぱりと酸味のあるあえ物などが食べやすそうに思えますが、「酸っぱいものはNG。唐揚げなら食べられる」なんていう男子選手も珍しくありません。

前回のコラムでもお伝えしたように、やはりその選手が、何なら食べることができるのかを一緒に考えていくことが、最も必要とされていることだと思います。

今回は、野菜が苦手な選手におすすめする「暑さに負けないカラフル骨コツシュウマイ」を紹介します。

シュウマイ10個で野菜が100g摂取できる

枝豆やパプリカなどを加え、シュウマイ10個を食べると、野菜100gを摂取できます。野菜嫌いの子どもたちのお昼ご飯にぴったりです。

蒸し器がなくても、フライパンで簡単に蒸すことができます

つけだれはお好みで構いませんが、さっぱりする酢じょうゆよりも、高校生男子はからしじょうゆの方が人気のようです。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵