気持ちよく目を覚まして、朝ご飯をおいしく食べる。このようにして1日がスタートすることが出きれば、良い気分で家を出ることができます。

起床時の外は真っ暗で、寒い日が続いてなかなか布団から出られなくなる季節ですが、寒いからこそ、しっかりと朝食を食べることができるようにしたいものですね。風邪をひいたり、体調を崩したりしないためにも「早寝早起き・朝ご飯」。スポーツ選手にとって、とても大切な規則正しい生活リズムへとつながっていきます。

「朝食に野菜」は少数派

先日の食育講座の時のことです。

「朝ご飯、おいしく食べてきた人?」と聞くと、ほとんどの手が挙がりました。

「何を食べてきたか教えてくれる人?」と言うと、その手が半分くらいになります。

食べてきたものを聞いてみると、何人か聞いた後、やっと、おかずを食べたという声が返ってきました。これが現状なのかもしれません。

講座の途中で、「朝ご飯に野菜を食べてきた人?」と聞いた時も、数人しか手が挙がりませんでした。朝食を食べない児童は減ってきているという情報は目にしますが、その中身を聞いてみると、まだまだ成長期の体を作っていくには十分ではないようです。

幼少期の栄養摂取が体作りに大きく影響し、その後、スポーツ選手となってから「あの頃、しっかりと食べておけばよかった」と後悔しないように、冬休みの期間を利用して、早寝早起きと朝食について、ご家族やチームで考えてみてはいかがでしょうか。普段、朝食を食べていない保護者の方もいるかもしれません。保護者や指導者も、メタボ予防、健康推進のために、バランスのよい朝ご飯を食べてみませんか。

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