1日2セッションで理想的ハシゴ

20年東京五輪は朝から夜まで一日中、決勝が行われる。開催未決定のボクシングを除く競技の決勝セッションは朝109、昼69、夜148に分かれる。つまり、1日で2競技の決勝を見ることが可能になる。そこで現時点での日本の出場有力選手を独断で予想した上で、決勝セッションの理想的なハシゴを紹介する。

重量挙げ → 柔道
★7月25日(土) 
重量挙げ(午後0時50分~3時、東京国際フォーラム)女子49キロ級に3大会連続メダルを狙う三宅宏実→柔道(午後5時~日本武道館)男子60キロ級で2大会連続メダルを狙う世界王者の高藤直寿。女子48キロ級も行われる。※連続メダルの偉業と日本人大会第1号メダルが期待できる。

三宅宏実
三宅宏実

高藤直寿
高藤直寿

カヌー → 卓球
★7月27日(月)
  カヌー(午後2時~4時45分、カヌー・スラロームセンター)スラローム男子カナディアンシングルにリオデジャネイロ五輪銅メダルの羽根田卓也→卓球(午後8時~東京体育館)混合ダブルス決勝または3位決定戦に伊藤美誠。※意外な組み合わせでメダルも期待。

羽根田卓也
羽根田卓也

伊藤美誠
伊藤美誠

競泳 → 柔道
★7月30日(木)
競泳(午前10時30分~午後0時30分、東京アクアティクスセンター)男子200メートル平泳ぎに世界記録保持者の渡辺一平→柔道(午後5時~日本武道館)女子78キロ級に世界王者の浜田尚里、男子100キロ級に17年世界選手権覇者ウルフ・アロン。※1日で金メダルが3つの可能性。渡辺には世界新記録の期待も。

渡辺一平
渡辺一平

浜田尚里
浜田尚里

ウルフ・アロン
ウルフ・アロン

トライアスロン → 柔道
★8月1日(土)
トライアスロン(午前8時30分~10時30分、お台場海浜公園)混合リレーに日本チーム→柔道(午後5時~日本武道館)混合団体に日本チーム。※男女の日本代表が顔をそろえる。柔道はメダリストが多数出場か。

バドミントン → バドミントン
★8月3日(月)
バドミントン(午後1時~3時30分、武蔵野の森総合スポーツプラザ)女子ダブルス決勝に世界ランク1位の福島由紀、広田彩花→バドミントン(午後8時~11時)男子シングルス決勝に世界ランク1位の桃田賢斗。※同一会場同一競技で男女2つの金メダルが見られる可能性が高い。移動負担なし。

福島由紀、広田彩花
福島由紀、広田彩花

桃田賢斗
桃田賢斗

スケートボード → スポーツクライミング
★8月6日(木)
スケートボード(午前9時~午後1時45分、有明アーバンスポーツパーク)男子パークに笹岡建介→スポーツクライミング(午後5時30分~青海アーバンスポーツパーク)男子複合に楢崎智亜。※新競技のアーバンスポーツを2つ楽しむ。楢崎はメダルも期待。

楢崎智亜
楢崎智亜

バスケットボール → 野球
★8月8日(土)
バスケットボール(午前11時30分~午後1時30分、さいたまスーパーアリーナ)男子決勝にドリームチーム→野球(午後7時~横浜スタジアム)決勝に侍ジャパン。※ボールゲームの世界一を決める世界最高峰の戦いを1日2競技。侍ジャパンの金メダルも期待。

※五輪期間中は首都圏の交通網の混雑が予想され、競技場はセキュリティーチェックなどで入場にかなりの時間を要することになる。競技をハシゴする場合は、くれぐれも余裕を持って計画を立て、常に早めに移動するように心がける必要がある。

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