<食品表示>

 みなさんが食品や食材を購入する時、袋や容器に表示されている日付、「消費期限」や「賞味期限」を確認すると思いますが、違いがあることをご存じですか?

 基本的に、品質の劣化が早く、長くは保存がきかない食品には「消費期限」、品質の劣化が比較的遅く、ある程度の保存がきく食品には「賞味期限」として表示されています。

上がサンドイッチに表示されている消費期限。下はレトルト食品、缶詰に表示されている賞味期限
上がサンドイッチに表示されている消費期限。下はレトルト食品、缶詰に表示されている賞味期限

 例えば、お弁当やサンドイッチ、肉や魚、生菓子など傷みやすい食品には消費期限が、缶詰、乾物、レトルト食品、ペットボトル飲料など数カ月保存がきく食品には賞味期限が表示されています。厚生労働省は、消費期限を「過ぎたら食べない方がいい」、賞味期限を「おいしく食べることができる期限」と意味づけしています。

 ただし、いずれも定められた方法で保存した場合の期限。定められた保存方法は、商品のパッケージに「10℃以下で保存」「直射日光を避けて常温保存」など具体的に書かれているので、こちらも要チェック。もちろん、一度開けてしまった食品は、期限に関係なく早めに食べるようにしましょう。