おいしさは舌、味覚だけで感じるものではありません。私たちは五感をフル活用して感じています。

<五感>
味覚…甘味、酸味、塩味、苦味、うま味など

視覚…彩り、食欲をそそる色など

聴覚…噛んだときの音、食べ物の発する音など

嗅覚…香り

触覚…喉ごし、舌触り、歯ごたえ、温度など

 さらに、過去の体験に基づく記憶や学習によって培われた知識なども、おいしさの感じ方に影響してくるようです。

<五味>
 また、すべての食べ物、飲み物は5つの基本の味、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」の五味で構成されているといわれています。五味のほかには渋味、辛味があります。

 味の情報は、舌の表面にある味蕾(みらい)が感じ取り、神経から脳へ伝わり、味として感知されます。