我が家では子どもが思春期の頃も、おやつをとり過ぎないように、と注意するくらいで特に食事は制限せず、それでも大きな病気やケガをすることなく成長しました。

現在社会人になった娘は、つき合いから夜の外食の機会が増え、最近少し体型を気にしています。外食が多くなると野菜たっぷりの献立、子どもの頃から食べていた味を体が求める、と私にリクエストをくれます。

我が家の煮物やどんぶりは、一品でたくさんの栄養素がとれるよう、具だくさんで作ってきました。私にとっては手抜き料理でも、子どもにとっては「おふくろの味」。食べたいと言ってくれるのは嬉しいことです。

今日はそんな我が家の定番から、自慢の一品を紹介します。

我が家のツナ入りヒジキ

ツナ入りヒジキ

材料(約8人分)
乾燥ヒジキ…20g(戻すと約160g)
ニンジン…1/4本
油揚げ…1/2枚
ツナ…1缶
干しシイタケ…2~3個程度
枝豆…20粒程度
アサリ(乾燥または冷凍)…大さじ1程度
水(昆布水※)…200ml
だしの素…1袋(約15g)
砂糖…大さじ1
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1

※昆布水は、水1リットルあたりに手のひら大(指を含まず)の昆布を入れ、一晩冷蔵庫で置いたもの。

下準備
❶ヒジキは水で戻す。
❷干しシイタケも水で戻し、戻し汁も取り置く。
❸昆布を水に浸し、昆布水を作る(多めに作ると他の料理にも転用できます)。

作り方
❶ニンジンは千切り、油揚げは細切り、干しシイタケは薄切りにする。
❷鍋に油少々を熱し、中火で火の通りにくいニンジンとヒジキから炒める。油揚げも加え、炒め合わせる。

火の通りにくいニンジンやヒジキから炒めていきます
火の通りにくいニンジンやヒジキから炒めていきます

❸ツナを油ごと加えて炒める。

ツナは油ごと入れることでコクが出ます
ツナは油ごと入れることでコクが出ます

❹その他の具も加え、シイタケの戻し汁と水(または昆布水)を入れる。

シイタケの戻し汁も捨てずに活用します
シイタケの戻し汁も捨てずに活用します

❺グツグツと音がしたら調味料の砂糖、だしの素、しょうゆ、みりんを入れ、弱火で煮込む。
❻15~20分ほど煮て、煮汁が少なくなったらでき上がり。

煮汁が少なくなってきたら、焦げ付かないよう気をつけてくださいね
煮汁が少なくなってきたら、焦げ付かないよう気をつけてくださいね

【アスレシピ特派員=大阪府在住・石井ゆかり】