<ママ特派員・サポーターから>

カレーライスは好きですか?

私はスポーツ栄養学を取り入れた料理教室を主宰していますが、「アスリートにカレーライス、食べさせていいの?」と聞かれることが多々あります。

カレーライスは、牛肉・豚肉などの動物性タンパク質、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどの野菜類と、ご飯の糖質がそろって栄養バランスを整えやすく、子どもたちも大好きなメニューのひとつですね。

カレーがダメと言われるゆえんは、市販のルウに脂質が多いことです。お鍋もギトギトになって片付けもしにくいので、敬遠されるお母さんも多いかと思います。

ルウを使わないレシピは今ではかなりの数が出ていますが、それでもやはり、市販のルウのカレーが食べたくなった時には「作って食べさせちゃえ!」と思っています。気になる脂質を上回るほど、しっかりバランスを考えてあれば、たまにはカレーもいいものです。

今回はクリスマスチキンで使うような、大きな骨付き鶏もも肉を使ったカレーのレシピを紹介します。圧力鍋で煮るとしっとりやわらかく、骨もきれいに取れます。

鶏肉を使う理由は「脂質」です。鶏肉に含まれる脂質には、動脈硬化や狭心症などの心臓病の予防に効果的な不飽和脂肪酸が牛肉や豚肉に比べて多く含まれています。

鶏肉は油で焼かずに調理をしていきます。骨付き肉から出る鶏のだしを上手に使って、コクのあるカレーに仕上げていきましょう。

野菜は定番のジャガイモ、タマネギ、ニンジン以外に、トマト(缶詰も可)、キノコ類、ホウレン草なども使って野菜たっぷりにします。大豆の水煮などを入れても、より栄養価が高くなります。

ご飯には、もち麦やもちきびなどの雑穀を混ぜて炊いても良いですね。

忙しいお母さんも市販のルウを使って、罪悪感のない栄養満点ボリュームカレーを作りましょう。

次のページレシピはコチラ