<ママ特派員・サポーターから>

アスレシピ特派員の恩田美和さんからのレポートです。

旬の食材をいつもと違う味つけで

食材が一番おいしく、栄養価が高くなるのが「旬」。住んでいる土地で、旬の時期にとれる食材には、そのときの体に必要な栄養素が多く含まれています。値段も手ごろになり、いいことづくしです。

今回は冬に脂が乗り、おいしくなる「ブリ」のレシピを紹介します。

ブリの脂には、不飽和脂肪酸のDHA、EPAが多く含まれています。脂と聞くと、なんとなく悪いイメージを持ってしまいがちですが、記憶力の向上やコレステロールを下げる働きをするなど、体によい効果もたくさんあります。

ブリにはほかにも、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、肝機能を高めるタウリン、貧血予防に効果のある鉄など、アスリートにうれしい栄養素がたくさん含まれています。

照り焼きやブリ大根など定番のメニューも良いですが、ちょっと味付けを変えて、ショウガ焼きにしてみました。甘めで、お子さまや魚が苦手な人でも食べやすい味です。タマネギを入れて、疲労回復や血行促進の効果をプラスしていますが、キノコや小松菜など、好みの野菜でアレンジしてください。

<ブリのショウガ焼き>
材料(2人分)
ブリ…2切れ
タマネギ…1/4個
ショウガ…1片
塩、酒、小麦粉、油…各適量
★しょうゆ、酒、みりん…各大さじ2
★砂糖…大さじ1

作り方
❶ブリの両面に塩をふり、酒をなじませて10~15分おく。
❷タマネギはスライス、ショウガは飾り用に少々を千切りにし、残りはすりおろす。
❸★の調味料とすりおろしたショウガを混ぜ合わせる。
❹①のブリをさっと洗い、キッチンペーパーで水けを拭く。一口大に切り、小麦粉をまぶす。
❺フライパンに油を熱し、中火でブリをこんがり焼く。焼けたらブリを取り出し、フライパンをさっと洗って油を入れ、タマネギを炒める。
❻タマネギがしんなりしたら、③を加えてブリを戻し入れ、5~10分ほど煮る。タレが煮詰まり、ブリに絡んだらさっとゆでた青菜(チンゲン菜など)を敷いた器に盛り、千切りのショウガを天盛りする。