暑さで食欲が出ないとき、我が家では疲労回復効果があり、食中毒も防いでくれる「梅干し」が大活躍します。

 梅干しと夏から秋口にかけて脂がのるイワシを使った、ご飯によく合う煮物を紹介します。小骨まで食べてほしいので、酢水でイワシを下ゆでしています。酢によって小骨までやわらかく煮える上、イワシの身がふっくらし、臭みも取れて一石二鳥です。

 
 

<イワシの梅おかか煮>
調理時間:約30分
材料:4人分
イワシ(フライ用に開いてあるもの)…8尾
細ネギ…4本
かつお節…1/2パック(2g)

<下ゆで用>
水…2カップ
酢…大さじ3

<煮汁用>
水…2カップ
しょうゆ…大さじ2
梅干し…4粒
ショウガ…1/2片
砂糖…小さじ1
みりん…大さじ2
酒…大さじ1

作り方
①イワシはさっと流水で洗って汚れを落とす。
②細ネギは小口切りに、ショウガは薄切りにする。梅干しは種を取り除く。
③フライパンにイワシと下ゆで用の水、酢を入れて火にかける。沸騰したら弱火にし、落としぶたをして約10分ゆでる。
④イワシを取り出してゆで汁を捨て、新たに煮汁用の調味料を煮立ててイワシを戻し入れ、弱火で10分~15分煮る。
⑤取り出す数分前に細ネギとかつお節を加え、さっと煮る。

中堀まち子(神奈川県相模原市在住)

栄養士、フードコーディネーター、薬膳アドバイザーのほか、アロマテラピー、ハーブコーディネーターなど資格多数。
保育園で栄養士として勤務した後、市の非常勤栄養士として食育指導、栄養指導の経験も豊富。現在は地域支援センターにて栄養相談を行う。
5歳から続けるクラシックバレエとバトントワラーズ部に所属する中学3年生女子のママ。