ママ特派員の管理栄養士ひまわりさん(群馬県高崎市)による子どもと一緒に作る「おにぎり」体験談です。
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 「アスリートを目指す者は、自分の食事の管理は自分で出来るように」――。

 子どもの食に関わる仕事をする管理栄養士として、そして母として、これは私の揺るぎないポリシーです。

 子どもの頃から年齢に応じて、食事の準備に関わって、“食の自立”を目指す。その上で、自分の身体状況と競技特性を把握し、カスタマイズしていくことが重要だと考えています。全て人まかせでは、いいパフォーマンスにはつながりません。

 それならばと、早速我が子(小学2年生女子と4歳男子)にも実践してみました。今回は、子どもたちも大好きで、楽しく簡単に作れる「おにぎり」に挑戦しました。

おにぎりメーカーを使って楽しそうに作る娘
おにぎりメーカーを使って楽しそうに作る娘

 「おにぎり作るよー」と声をかけ、身じたくと手洗いをしっかり。炊きたてのごはんに混ぜごはんの素を入れて準備完了。ラップに包んで握る息子、おにぎりメーカーで鼻歌混じりで作る娘。どちらもワクワクと好奇心に満ち溢れて目を輝かせ、楽しそう。出来上がったおにぎりは、あっという間に完食。いつもはごはんを食べるのが苦手な息子も、「美味しいね」とパクパク。おにぎりって食べやすいし、自分で作ったものだから「最高に美味しい」のかもしれません。

 未来のアスリートを育てている保護者の方へ。お子さんが小さい方も、おにぎりなら作れます。「自分で出来た!」という達成感は、子どもたちの自信につながります。

 とはいえ、我が子たちにはまだ本格的に運動をさせていないのですが、2人とも体を動かすのが大好き。近い将来、スポーツを行う上で栄養のコントロールは気になるところではありますが、私が作ったものをただ食べるだけではなく、「自分たちで作る楽しさ、美味しさ」を感じてもらい、と同時に自立心も養っていきたいものです。

たくさんのおにぎりを、あっという間にたいらげました
たくさんのおにぎりを、あっという間にたいらげました

 ちなみに、こんなプロジェクトもチェック。「おにぎりアクション2016」。これは写真を1枚投稿すると、協賛企業・支援者から給食5食分に相当する100円が寄付されるという企画。あなたの写真投稿が、アフリカ・アジアの給食になるかも。家族みんなで参加してみてはいかがでしょうか。

 これからも、管理栄養士の立場から、また2人の子どもを育てる母として、少しでもみなさまに役立つ情報を紹介していきたいと思っています。

管理栄養士ひまわり(群馬県高崎市)

管理栄養士、日本スポーツ栄養学会所属。
子どもの食に関わる仕事をしています。
小学2年生女子と4歳男子のママ。