猛暑だった真夏に比べ、随分と過ごしやすい季節となりました。今年の夏休みは短かったとはいえ、コロナ禍で暑さや運動に体が慣れていなかったため、生活のリズムが乱れた選手が多かったようです。休校明けにリズムを取り戻していた早起き、朝食がここにきて、また難しくなっているようです。

1日のスケジュールを組み立てる

朝食は大切だと理解しているものの、「1分でも長く寝たい」と睡眠を優先して食事時間を削ってしまうと、朝からエネルギーや水分不足となり、悪循環に陥ります。では、どのようにしたら時間を有効に使えるのか、どのようにして1日のスケジュールを組み立てるのか、改めて考えてみましょう。

(1)まずは早起きをして、夜の睡眠時間を決める。
(2)朝食時間を確保し、量、内容とも充実させていく。
(3)夕食の時間や量に負担がないかも確認する。

このように朝食を主体に考えると、生活リズムが整いやすくなります。朝食の量が少なければ、昼食、夕食の量が多くなり、バランスが悪くなってしまいます。逆に言うと、夕食時間が遅くなり、食事量が多くなれば、朝食時にはおなかがすいていないため、食欲も低下するのです。

生活リズムの崩れでコンディション低下

生活リズムや食事のバランスが乱れると、体作りや素早い体の修復ができなくなります。それが続けば当然、筋肉が落ち、スピード、持久力ともに低下し、練習にもついていけなくなります。競技力、コンディションの低下につながります。

朝食が進まないときでも必ず、エネルギー源となる糖質、体の材料となるタンパク質、野菜はとれるようにしましょう。何皿も作るのではなく、1度にそれだけの栄養素がとれるメニューにすると、負担が少なく便利ですね。

冷凍野菜を使って時間節約、栄養価アップ

今回は、1度に糖質、タンパク質、野菜がとれる「焼肉丼」を紹介します。このメニューでは冷凍ホウレン草を使っています。冷凍野菜を使うと、時間の節約になります。時間の余裕があるときに、たくさんのホウレン草をゆでて、小分けにして冷凍するなど作り置きしておくのも良いですね。

丼メニューなので、洗いものが少ないのも利点。これに乳製品、果物などを加えると、さらに栄養バランスが整います。

管理栄養士・舘川美貴子