昨今、何らかの食物アレルギーの人が増えているという。日頃、食物アレルギーに関する栄養相談やレシピ開発を行っている管理栄養士の乳井美和子と小高鏡子がそれらの注意点と対応食を紹介する。対応食は化学調味料や着色料などの使用を控え、素材の味を活かした料理がほとんど。食物アレルギーでない人もおいしいと感じるメニューをお伝えする。
◆乳井美和子(にゅうい・みわこ) 管理栄養士。学生時代に栄養学を学び、卒業後は辻安全食品株式会社に入社。食物アレルギーの方の栄養相談、観光施設や飲食業界の方々へ向けた食物アレルギーの講演会活動、レシピ考案などを行う。その後はアレルギー科や小児科のクリニックにおいてアレルギー疾患の患者への栄養相談や生活指導を行っている。 ◆小高鏡子(おだか・きょうこ) 管理栄養士。幼少期から胃腸が弱く、いわゆる病気ではない未病(又はなんとなく体調不良)の状態だった。一般企業に就職後、栄養学を学び、辻安全食品に転職。食物アレルギーに関する相談、レシピや商品の開発、料理教室、観光施設・保育園関係者へ向けた食物アレルギー対応の勉強会・レシピ作成のアドバイスなどを行った。自分自身の未病(又は体調不良)の原因にも繋 がると分かり、食生活を自分のできる範囲でアレルギー食に変えると体調が改善していった。現在はホテル内飲食店の管理部門でアレルギーを含む飲食に関する業務を行っている。 2017年5月26日掲載分までは、食物アレルギー対応食品会社の辻安全食品の調理料を使用し、アレルギー特定原材料27品目を除去したレシピを紹介。それ以降は、除去食品を減らすものの、料理の幅を広がるような提案をしていきます。 なお、食材の製造ラインについては、ご自身の判断で確認してください。
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