スギ花粉の飛散が始まりました。スギ花粉症の皆さんは毎日、花粉の飛散情報をチェックしながら、マスクやグッズなどで対策をしていると思います。

PM2.5などの大気汚染物質も

しかし、飛散量が同じ程度なのに、症状が大きく変化する日があると感じたことはありませんか? もちろん、症状の強さは疲労や体調にも左右されるため、一概に言えませんが、黄砂やPM2.5(微小粒子状物質)が多い日に症状が強くなる方もいるようです。実際にある専門家は「黄砂やPM2.5、ディーゼル排気ガス中の大気汚染物質が、花粉症やアレルギー疾患の症状を助長する」と報告しています。

ピークは3~4月、飛散時期重なる

黄砂は中国の偏西風に乗って東アジア大陸の砂漠の砂塵が鉱物と共に飛来し、日本まで運ばれます。2~5月の乾燥している時期に飛来することが多く、スギやヒノキの花粉飛散時期と重なるのです。これまでの日本の黄砂飛来データを集計すると、平均して一番多い時期は4月、その次が3月と、これからがピークです。

黄砂やPM2.5の対策は花粉症と同じで、飛散が多いと予想される日には、外に洗濯物を干さない、マスクの着用、外出先から帰宅時には早めに洗顔やシャワーを浴びるなどが挙げられます。飛散予想はインターネットで確認できますので、気に掛かる場合は調べておきましょう。

ビタミン摂取でストレス軽減

生活に支障が出る場合には、医療機関を受診することをおすすめします。大気汚染物質による酸化ストレス軽減のためには、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンE、葉酸などを積極的に摂取するようにしましょう。

今回は、黄砂によるアレルギー症状を少しでも軽減する働きを促す「モロヘイヤとトマトのスープ」を紹介します。

モロヘイヤは、あまり馴染みがないかもしれませんが、ビタミンCだけでなく、抗酸化ビタミンのβカロテンやビタミンEが野菜の中でも上位に入るほど豊富に含まれています。また、強い骨作りに欠かせないカルシウムや、腸内環境を整える食物繊維が水溶性と不溶性ともに含まれています。とろりとした食感は、食欲のない時などにもおすすめです。

管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子