皆さんの中で、ある特定の果実や野菜を食べると、口の中のかゆみや腫れなどの刺激を感じる方はいませんか? また、特定の花粉が飛散した後に症状が悪化しやすいことはありませんか?

そのような症状がある場合、アレルギー科や小児アレルギー専門外来を受診して医師に相談しましょう。口腔アレルギー症候群の可能性があるかもしれません。

口腔アレルギー症候群とは、果実や野菜に含まれるアレルギーを引き起こす物質が口の粘膜に刺激され、アレルギー反応を起こすと考えられています(まれに、吐き気や腹部の不快感などの症状が表れる方もいます)。

ただ、それらのアレルギーを引き起こす物資は熱に弱いため、加熱することで、その果実や野菜を摂取できることがあります。思い当たる場合は、医師に必ず相談の上、医師からの指示量を摂取してみましょう。

リンゴのコンポート

今回は、リンゴを加熱したおやつ「リンゴのコンポート」を紹介します。

抗酸化作用高めるなら皮付き

リンゴの酸味の素となるリンゴ酸は、クエン酸とともに疲労回復効果があります。また、皮にはポリフェノールのアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があります。

腸内環境を整えるペクチンという物質も皮に含まれており、加熱することで増えるという報告もあるので、より栄養価の高い補食にするには、皮をむかずに加熱することをおすすめします。ただし、消化を重視するなら皮をむいて加熱するなど、摂取するタイミングや目的で調整しましょう。

シナモンで冷え症改善

また今回は、リラックス効果の香りを楽しみ、むくみ改善に必要なカリウムを含むシナモンをまぶしています。シナモンの香りの素にもなっている「桂皮アルデヒド」には、血管をより強靭にする作用があります。血行が良くなることで冷え性の改善、基礎体温が上がることで免疫力の向上やダイエット効果も期待できるのではないかとも考えられています。

シナモンに加え、エネルギー増強の意味と飽きのこないように乳を含まないアレルギー対応アイスを添えています。お好みでサツマイモやバナナ、豆乳ヨーグルトなどを添えることでアレンジもでき、食べやすくなるでしょう。

管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子