ジュニアアスリートはトレーニングだけでなく、成長のためにもエネルギーを必要とするため、とても多くのエネルギーが必要です。しかし、体調がよくない時、疲労がたまっている時など、食欲がわかないこともあります。

そんな時は、味付けに酸味や辛味を取り入れてみたり、食べやすい麺類を入れたりすることで食べやすくなります。それでも、どうしてもご飯が進まない時は「お茶漬け」にすると、とても食べやすくなります。

サポートを行うラグビーチームの食事にインスタントお茶漬けを用意すると、選手はどんぶりご飯の半分を普通に食べて、残り半分にお漬物をのせてお茶漬けにするなど工夫をしています。かけるお茶も熱い湯やお茶だけでなく、暑い日には冷たい麦茶をかけるのも良いですね。また、味が濃い目のおかずをご飯にのせてお茶漬けにすると、食欲がなくても「主食・主菜・副菜」がとりやすくなります。

今回紹介するレシピは、そんなお茶漬けの中でもおすすめの「鶏そぼろだし茶漬け」です。だし茶漬けとはお茶ではなく、だしスープをご飯にかける“茶漬け風”の食べ方のことです。トッピングには低脂肪、高たんぱくの鶏むねひき肉と、ビタミンAや鉄を多く含む小松菜を組み合わせました。

作り置きしておくと便利な「鶏そぼろ」
作り置きしておくと便利な「鶏そぼろ」

そぼろはご飯にのせるだけでもおいしく食べられますし、卵焼きの具にするなど多くのアレンジができます。たくさん作り置きして、朝食や補食にも活用しましょう。

管理栄養士・金子香織