朝稽古後、じっくり丁寧に取材対応を終えた朝乃山は開口一番「腹減ったんで、もう食べていいですか?(笑い)」。“キトキト(富山弁で「新鮮」)”な富山の食材を前に、はやる気持ちを抑えきれない様子だった。真っ先に手を付けたのは、寒ブリの塩焼き。「大好きなんすよ」と笑顔を見せると、ちゃんこ鍋にも手を伸ばし「うん、うん」。言葉は必要ない。故郷の味が、体に染みた。

富山の食材を手に笑顔を見せる朝乃山(前列左)ら高砂部屋の力士

寒ブリ、かまぼこ、ブランド米

今回のちゃんこ鍋は、昆布だしとしょうゆがベースの寄せ鍋だ。富山は昆布の消費量が全国トップクラス。1世帯あたりの年間支出金額は全国平均の2倍超とダントツだ。そんななじみのだしを、ちゃんこ長・大子錦のアイデアで野菜の甘みを生かす味付けに調整。他にも、ブリは刺し身に塩焼き、ブリ大根。豚肉はつくねやミルフィーユカツにするなど、腕をふるった。朝乃山は「(富山の食材が届くのを)知っていたから頑張れたのかな」と笑った。

富山の食材が詰まったちゃんこ鍋

ちゃんこ場に並べられた富山の食材

次々と料理を作るちゃんこ長の大子錦

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