大学サッカーの名門・明大サッカー部からJリーグ入りが内定した6選手の合同会見が27日、明大駿河台キャンパスで行われた。

<Jリーグ加入内定6選手>
MF瀬古樹(たつき)→横浜FC
GK加藤大智(たいち)→愛媛FC
DF中村帆高(ほたか)→FC東京
MF安部柊斗→FC東京
MF中村健人→鹿児島ユナイテッドFC
DF森下龍矢(りょうや)→サガン鳥栖

Jリーグ加入が内定した明大サッカー部の(左から)中村帆、安部、中村健、瀬古、加藤、森下
Jリーグ加入が内定した明大サッカー部の(左から)中村帆、安部、中村健、瀬古、加藤、森下

DF長友佑都(33=ガラタサライ)やDF室屋成(24=FC東京)の日本代表をはじめ、毎年Jリーガーを輩出している明大。今季は、9月に総理大臣杯全日本大学トーナメントで優勝し、先週終了した関東大学サッカーリーグ戦を史上最多の勝ち点56で制した。さらにJ内定選手を中心に、12月の全日本大学選手権(インカレ)で3冠を狙っている。

栗田大輔監督は「『Jリーグ養成所』ではなく、1人の大学生として、人間形成に重きを置いている」と言うように、集団生活を経験することで他を受け入れながら個を伸ばしてきた。瀬古も「8人部屋とか、16人部屋の寮生活でいつも仲間といたことで、サッカーでも私生活でも成長でき、チームを作り上げることができたと思う」と振り返った。

その寮のご飯も、昨春から変わった。昼のお弁当をなくした代わりに朝と夜の内容をグレードアップして、よりバランスのとれた献立にしたという。「そのおかげで体が変わった」と栗田監督は、好成績の要因の1つに食事があると見ている。

日頃、バランスのとれた寮めしで体を作ってきた選手たちに、こだわりの食事のポイントを聞いてみた。

瀬古 バランスを崩さないこと。寮母さんが考えて作ってくれているご飯をしっかり食べています。

加藤 自分はラーメンが好きで、脂っこいものも好き。それを我慢した時期もあったけど、アスリート食のようなものばかりではストレスが強いので、週に1回ぐらいはラーメンを食べて、他の日で糖質を控えるなど調整しています。

中村帆 特に試合前日や当日は炭水化物を多めにしています。

安部 自分は試合では運動量が多く、カロリーを消費するので、前日は炭水化物多め、パスタとご飯の2種類を食べるなどしています。(甘い)炭酸飲料や甘いものもとらないようにしています。

中村健 トレーニングや試合が終わったら、できるだけ早くエネルギー補給をするようにしています。

森下 筋トレが好きなので、(タンパク質補給のために)昼は自分で肉を買って食べています。試合前はおにぎり。でも、ラーメンもチョコも好きです。

【アスレシピ編集部・飯田みさ代】