女子バスケットボールの強豪JX-ENEOSサンフラワーズや日本代表の主力として活躍した大﨑佑圭さん(29)は、昨年12月に第1子となる女の子を出産しました。現在はフリーとなり、育児をしながら、JXTGホールディングス株式会社が主催するバスケ教室の講師を務めています。妊娠・出産時のエピソードとともに、今後をどう考えているのか、女性アスリートが復帰するにあたり、直面する問題について、話を聞きました。【聞き手・青木美帆】

生後10カ月の長女を抱え、笑顔を見せる大崎さん

1週間遅れの出産、絶叫も

予定日より約1週間遅れの出産でした。臨月に入ってからは体を結構動かしていましたが、お産の兆候がなかなか現れず…。でも、うちの家系は母も姉も予定日から遅れて出産しているので、「予定日には産まれないだろうな。これだけやってもダメなら、何か出て来られない理由があるんだろう」とのんびり構えていました。

タイミングが年末だったこともあって「先に帝王切開の予定を組んでおきましょう」となったのですが、手術予定の2日前に、生理痛のようなキリキリした痛みを感じ…。「もしかして陣痛かな?」と思って間隔を計ってみましたが、1分とか2分とかバラバラでよく分からない。もういいやと寝たら、夜中の1時か2時ごろに10分間隔のはっきりした陣痛になりました。6時に産院で診察してみたら、子宮口が3~4センチ開いている。

いよいよお産だ! と思いましたが、どんどん痛みは強くなるのに子宮口がなかなか開かない。9時過ぎに陣痛促進剤を打ったら、痛みがいきなりマックスに到達して、常に絶叫です(笑)。ネット上の出産レポートで「促進剤を打った翌日に出産した」と書いているものがあったので、「こんなに痛いのが明日まで続くの? 耐えられない!」と思っていたら、まさかの1時間後に生まれました。

本当に強い痛みが続いたのは短い時間でしたが、出産後の後産(胎盤を体外に出すこと)がしんどくて、出産って出産時だけの痛みだけではなく、出産後にも痛みがあることをその時に知りました。

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