1年目の今季は4勝7敗、防御率4・22と期待に応えられなかったロッテ佐々木千隼投手(23)が今オフ、頭と体の両面でパワーアップする。20日、千葉市立誉田小を訪問。同市内の全小学校へ無償配布する「マリーンズ算数ドリル」の贈呈セレモニーに参加した。

 自身の小学校時代の成績は「ちょいワルくらい(笑い)」と控えめだが、来季は頭も体もキレキレになる。もともとベンチプレス110キロ、スクワット180キロを上げる強靱(きょうじん)な肉体を持つ。今オフはウエートトレの重さと回数を増やし、「昔から好きだった」というダルビッシュのようなメジャー級のボディーを手に入れる。

 今月に入ってから寮を出て1人暮らしを始めた。「自炊に挑戦しようと思います。魚を焼けるようになりたい。サンマを焼きたいです」。

 サンマには脳の発達に効果を発揮するとされるDHAが豊富に含まれ、記憶力の向上などが見込まれる。来季は頭と体のコンビネーションで、先発の軸として優勝に貢献する。【千葉修宏】

(2017年12月21日付日刊スポーツ紙面掲載)