<パインデトックス:下>

 タンパク質を分解するパイナップルの酵素「ブロメライン」を毎日の生活に無理なく取り入れるために、料理研究家の関口絢子さんが「パインデトックス」実践レシピを開発、このたび都内で行われたドール「バナナ・パイン研究所」の「パインデトックス」啓発セミナーで発表されました。

パインデトックスのレシピを開発した関口絢子さん
パインデトックスのレシピを開発した関口絢子さん

 いずれも「ボウル」「ウオーター」といった最近の話題を取り入れたおしゃれなもので、朝食、昼食、夕食に適したレシピを1つずつ挙げてくれました。

朝食におすすめ「パインボウル」

ポイント:パイナップルの酵素を中心に、バナナのビタミンB6、シリアル(食物繊維、ビタミン)を組み合わせたヘルシーなモーニングメニュー。しっかり食べて、朝から活動的に過ごしてください。

ランチタイムにおすすめ「パインデトックスウオーター」

ポイント:コンビニやスーパーで購入できるカットパインをマイボトルに入れ、ミネラルウオーターを加えれば、外出先でも簡単に作れます。さらに、パイナップル同様に消化酵素を助けるショウガ、リラックス効果のあるバジルを加えるとさわやかな仕上がりに。ショウガは、ジンジャーパウダーやシンジャーシロップを代用してもいいですね。

夕食におすすめ「パイナップルのグリーンソースがけ」

ポイント:パイナップルの酵素に加え、タンパク質を代謝するビタミンB6が豊富なクルミ、消化酵素を助けるパセリやニンニクなどで仕上げたグリーンソースを合わせたオードブルレシピ。パイナップルの甘味が苦手という人も、このように塩気のあるソースと合わせると、意外に食が進むことも。「生ハムメロン」ならぬ「生ハムパイン」もいいですね。お肉は牛でなく、豚肉でも鶏肉でもOK。肉の付け合わせとして置いておくだけで、果汁で肉が柔らかくなるから安いお肉でもおいしく食べられます。

葉切り保存、冷凍したら自然解凍

 また、関口さんはパイナップルの保存方法についても説明してくれました。

保存法
 購入したらまず、葉と底の部分を切り落とし、ラップをして冷蔵庫に。必要な分だけその都度切って、3日程度で食べ切るといいでしょう。

活用法
 パイナップルは皮などの廃棄量も多いのですが、皮はすぐに捨てず、内側に残った身に肉をのせて柔らかくするなど、使ってから捨てるといいでしょう。

カット・冷凍は?
 もちろん、切り立てで鮮度の良いものの方がおいしく、酵素も豊富ですが、カットで売られているものでも構いません。冷凍する場合は自然解凍して、酵素を生かすようにしてください。