<日刊スポーツ×イオン「アスリートめし」第1弾「グリルチーズオムライス」>

 3大会ぶりにリオデジャネイロ五輪新体操個人総合に出場した皆川夏穂(19=イオン)が、日刊スポーツとイオンリテールがコラボして共同開発したジュニアアスリート向けの弁当「アスリートめし」の第1弾「グリルチーズオムライス」を試食した。

グリルチーズオムライスを手にする皆川夏穂(左)と早川さくら
グリルチーズオムライスを手にする皆川夏穂(左)と早川さくら

 開口一番「ご褒美みたい。全部大好き!!」と喜び、弁当を頰張った。新体操選手として常にベスト体形を保つために、毎日が“試合モード”。朝と昼は必ず、タンパク質と野菜、炭水化物を摂取するという。「このお弁当なら一度で栄養が取れる。気分も上がるし、食べられるものなら毎日食べたい」と語った。

リオデジャネイロ五輪の新体操個人総合予選で演技する皆川夏穂
リオデジャネイロ五輪の新体操個人総合予選で演技する皆川夏穂

 4歳からイオン新体操スクールで本格的に競技に取り組み、長い手足をいかした演技で頭角を現した。転機は中学卒業の13年3月。日本体操協会の強化方針の一環として、1歳年上の早川さくらと「新体操王国」のロシアへ留学。ロシア代表の練習場で専属コーチの指導を受けながら演技を磨いた。1日8時間の練習を週6日行い、リオ五輪個人総合金メダルのマルガリタ・マムン(ロシア)らも練習している。

 楽しみの1つは食事だ。ロシアでは生野菜を食べる習慣がなく、ジャガイモやマヨネーズを使った料理が多いため苦労している。「毎日、体重測定の生活なので食事は意識しています。脂っこい料理が多いので、少しずつ栄養学についても勉強しています。ロシアにも豆腐がほしいです」と嘆いた。

グリルチーズオムライスを試食する早川さくら(前列中央)と皆川夏穂(前列右)らイオン新体操スクールの選手たち
グリルチーズオムライスを試食する早川さくら(前列中央)と皆川夏穂(前列右)らイオン新体操スクールの選手たち

 幼少期からの夢であった五輪出場はリオ大会でかなった。次の夢は20年東京大会でメダル獲得だ。「自国開催でプレッシャーもあるだろうけど、それを力に変えたい。メダルが取ったら、ご褒美としてお弁当を何も考えずに食べたいな」とほほ笑んだ。

皆川夏穂(みながわ・かほ)

 1997年(平9)8月20日、千葉市生まれ。4歳から新体操を始める。13年から日本体操協会の特別強化選手としてロシア留学。大原学園から国士舘大へ進学。全日本ジュニア選手権2連覇。14年全日本クラブ選手権個人総合優勝。リオ五輪では3大会ぶりの出場となる新体操個人総合で16位。趣味は買い物と映画鑑賞。170センチ、53キロ。