1年365日続く部活弁当、無理なく継続させるコツとポイント(1)

今年度最後の回は、1年間のおさらいをしつつ、毎日のお弁当作りを継続するためのポイントをお伝えします。4月からの新生活を機に、部活弁当をスタートする方も多いと思います。ぜひ参考にしてください。

手早く作れ、経済的に健康管理ができる

まず、お弁当はそもそも以下でなければなりません。

(1)外食するより経済的である。

(2)家族全員分作ろうと思えば作れる(手早く簡単に作れる)。

(3)目的に沿っておかずの内容やご飯量を調整でき、健康管理ができる。

その上で、毎日継続するコツは以下です。

(1)下準備は前夜のうちに。朝は詰めるだけ。

(2)冷凍テクを利用する。

(3)常備菜を活用する。

摂取エネルギーとお弁当箱の容量は大体同じなので、お弁当箱の裏側などに書いてあるサイズを確認してみましょう。中高生の男子は1200cc、女子は800cc前後の容器を選ぶとよいでしょう。

すき間埋めには常備菜やカラフル野菜

アスリートの基本の食事は「主食、主菜、副菜、乳製品、果物、汁物」の6品を揃えること。お弁当もこれを意識しましょう(持ち運びが厳しい場合、汁物は省いてもOK)。味付けは甘い、辛い、塩辛いとあると食が進みます。

お弁当の詰め方は、ご飯、主菜など量の多いものから、立てるように詰めるとすき間が空きません。すき間埋めには、冷凍や冷蔵している常備菜を使いましょう。

すき間埋め活用食品
枝豆(冷凍)、ポテト(冷凍)、ミックスベジタブル(冷凍)、ブロッコリー(冷凍)、ミニトマト、ゆで卵、煮豆

常備菜で使いたい食材
切り干し大根、ヒジキ、レバー、高野豆腐、アサリ、ニラ

お弁当で活躍する常備菜
お弁当で活躍する常備菜
ヒジキの常備菜は補食のおにぎりにも使えます
ヒジキの常備菜は補食のおにぎりにも使えます

お弁当の「色合い」は、赤、黄、緑、茶、白の5色が基本です。主食のご飯や乳製品の白色、主菜の肉や魚の茶色の間に、赤、黄、緑の色が入ると、見た目から食欲も沸きますね。

彩りを鮮やかにするおすすめの食品

フルーツも彩りを鮮やかにする決め手
フルーツも彩りを鮮やかにする決め手

ミニトマト、ニンジン(グラッセ、甘煮)、サツマイモ(甘煮、レモン煮)

カボチャ(煮物、サラダ)卵料理(玉子焼き、ゆで卵、オープンオムレツ)、パプリカ

枝豆(冷凍)、ブロッコリー、小松菜

>> 常備菜を活用し、家族みんなで使える部活弁当を紹介